小さなEarth Scientistのつどい〜第13回小,中,高校生徒「地学研究」発表会〜

 
 長野大会3日目に,小さなEarth Scientistのつどい〜第13回小,中,高校生徒「地学研究」発表会〜がおこなわれた.年会における発表会は12年前の静岡大会からおこなわれており,今回の開催で,13回目を迎えることとなった.この発表会の目的は,地学普及の一環として学校における地学研究を紹介することで地学教育の奨励と振興を図ることと,地学を研究する児童・生徒と研究者の交流が進み,地球科学普及の一助となることである. 
 今回の発表会もポスターセッション会場の一画を本企画の会場として利用させて頂いたので,多くの会員の方にご参加頂けたものと思われる.体育館の一部を会場として利用したが,高校生の声が体育館に響き渡っていたことを記憶している.今回も地元からの参加があるか不安であったが,長野県内から2校の発表があった.全体としては 13校1団体から18件の発表があり,前回大会を上回った.なお,学校行事が重なったために,当日会場に来ることができなかった学校や,遠方であるためポスターのみを送付していただいた学校もある.
  この発表会では理事を中心とした審査員によるポスター審査を行っており,審査基準は,「研究の動機が明確であり,問題点をはっきりととらえているか」,「観察・実験から導かれたデータを基に,結論が導かれているか」,「わかりやすいポスターとしてまとめられているか」の3つの観点である.一方で,発表(説明内容)については,加点していない.「全体的に優れている」発表に対して優秀賞を,「フィールドに根ざして研究を行っており,今後の成果が期待される」発表に対して奨励賞を授与している.今回は名簿後半の理事の方々にお願いし,当日都合の付く方に審査をしていただいた. 
全ての発表を審査した結果,下に示す3件の発表に対して優秀賞が授与されている.また,フィールドに根ざして研究している学校への奨励賞については,下の4件に授与された.
  最後となったが,審査にあたっていただいた理事各位,長野県内の学校の先生方,行事委員会委員,会場校である信州大学と中部支部の関係各位,さらに今回の発表会参加者(生徒と引率の先生方)に謝意を表したい.
 
【優秀賞】
  1. 兵庫県立西脇高等学校地学部(マグマ班)「兵庫県を南北に縦断する地質調査によって明らかにした兵庫県中部〜南部の形成過程(第2報)」
  2. 兵庫県立加古川東高等学校地学部「花崗岩の風化が及ぼ 花崗岩の風化が及ぼ す土砂災害 す土砂災害 への影響」
  3. 鹿児島玉龍高等学校サイエンス部天文班「月のクレーターを作る」
 
【奨励賞】
  1. 岐阜県立加茂高等学校(自然科学部)「岐阜県美濃加茂市における湧水の特徴」
  2. 長野県松本深志高等学校地学会「枕状溶岩を作ろう〜身近なもので再現実験〜」
  3. 山梨県立日川高等学校(物理・地学部)「甲府盆地東部における断層研究」
  4. 早稲田大学高等学院理科部地学班「自然環境から見た原子力発電所周辺のハザードマップの作成」(その3)
 
【発表会参加校】(13 校・1団体参加,18 件)
  • 長野県松本深志高等学校地学会
  • 長野県長野西高等学校
  • 岐阜県立加茂高等学校(2件)
  • 山梨県立日川高等学校物理・地学部(2件)
  • 新潟大学理学部未来の科学者養成講座(2件)
  • 群馬県立太田女子高校地学部
  • 千葉県立柏高等学校課題研究脅講者
  • 東京学芸大学附属高等学校
  • 早稲田大学高等学院理科部地学班
  • 学校法人奈良学園奈良学園高等学校SS 研究チーム
  • 滋賀県立彦根東高等学校SS 部地学班
  • 兵庫県立西脇高等学校地学部(2件)
  • 兵庫県立加古川東高等学校地学部
  • 鹿児島玉龍高等学校サイエンス部天文班