コラム
ギリシャ式地震予知に関するEOS誌上での最近の討論について
石渡 明(東北大学東北アジア研究センター)
地電流観測に基づくギリシャ式地震予知法は,その創始者3名(P. Varotsos, K. Alexopoulos, K. Nomicos)の頭文字をとってVAN法と呼ばれている.VAN研究グループは,1984年にその地震予知法を世界に公表して以来,現在までギリシャ国内の観測網を維持し,観測と予知を続けてきた.最近,米国地球物理連合(AGU)の連絡誌EOSでVAN法についての討論があったのでここに紹介する.
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アメリカ、アイダホ州Craters of the Moon National Monument and Preserve 完新世火山地帯紹介
小川勇二郎(東電設計)ほか
筆者らは、Maley (2005)のField geology illustratedという書物で、実に美しい火山岩の露頭がアイダホ州にあることを知り、かねがね訪問を策していたが、今回ここを訪ねることができた。日本ではあまり紹介されていない上に、一見の価値があると考え、以下に簡単に紹介する。
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世界自然遺産推薦地「小笠原諸島」
海野 進(金沢大学地球学教室)
小笠原諸島は東京の南1000 kmに点在する古第三紀の火山岩類と活火山を含む第四紀火山からなる島嶼群である.小笠原は「屋久島」,「白神山地」,「知床」に続く4番目の世界自然遺産候補としてユネスコの世界遺産委員会に推薦され,2010年7月に国際自然保護連合(IUCN)の専門家による現地視察が行われた
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宮澤賢治の地的背景を示す地質学史資料
金 光男・山田直利・鈴木尉元・加藤碵一・盛岡科学史資料調査団
2009年7月「予察地質図」ほかの図幅類と多くの貴重な古書籍群が,国 立大学法人岩手大学に所蔵されることが明らかとなった.それらの発見に至るまでの経緯と意義について簡単に報告する.
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ニュージーランドのウェリントン断層 巡検参加報告
川村喜一郎(財団法人深田地質研究所)
ウェリントン市は,ニュージーランドの首都で,北島の南端に位置しており,アルパイン断層は市のすぐ北の海底を通っています.去年,2009年7月15日のニュージーランドのMw = 7.8の地震は,アルパイン断層の南西の南島の南端のFiordlandで発生しています....
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オマーンジオサイトツアー報告
宮下純夫(新潟大学)
新年も明けてまもない2010年1月7日(木),オマーンオフィオライトのワジ・ジジ地域におけるジオサイトツアーが,在オマーン日本大使館とオマーン・日本友好協会の主催の下に開催された.
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IGCP-511 海底地すべり会議に参加して
川村喜一郎(財団法人深田地質研究所)
11月7から12日にテキサス大学オースチンで,IGCP-511(IUGS-UNESCO's Internat ional Geoscience Programme 511:IGCPは国際地質学会とユネスコの共同国際プログラムにあたる)の第4回国際会議に参加した.
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赤崩と大井川ー池田宏氏による井川ジオツアーの報告−
川村喜一郎(財団法人深田地質研究所)
写真は,「赤崩(あかくずれ)」と呼ばれる四万十帯の白亜紀の砂岩泥岩互層(写真2)に見られる斜面崩壊である.崩壊斜面は,北斜面に発達しており,地層は南傾斜である.すなわち,崩壊斜面は,受け盤である.受け盤の地層が岩盤クリープによって傾動し,崩壊が進行している.崩壊は数千年以上の長期間に渡って進行していると考えられており,現在も崩壊は進んでいる.崩れた後に赤い水がでることから,「赤崩」と呼ばれているらしい.
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地球の体温を測って,地球に電気を流す〜海洋研究開発機構,深海調査研究船「かいれい」KR08-10日本海溝航海
川村喜一郎(財団法人深田地質研究所)ほか
平成20年8月18日〜9月11日まで,海洋研究開発機構の深海調査研究船「かいれい」による日本海溝での調査航海(KR08-10)が行われた.この航海では,日本海溝周辺の海底で地殻熱流量を測定することが主な目的であった.さらに,「かいれい」に搭載されている無人探査機「かいこう7000II」を用いて,海底に人工電流を流し,それを海底電位差計で受信する,いわゆる人工電磁探査を海底で行うための実験も行った.
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有志にて富士山・青木ヶ原巡検
矢島道子(NPO 地質情報・活用整備機構)
2009年4月4日(土)、数日前の天気予報では雨天の情報も出ていたが、久しぶりの好天に恵まれて、日大の高橋正樹さん、金丸龍夫さんを講師に地学教育 委員3名は、富士山・青木ヶ原に巡検にでかけた。地質学会で発行している「たんけんマップ」の第3弾制作を考えての巡検である。
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南海トラフ地震発生帯掘削計画の国際会議に参加して
宮川歩夢(京都大学大学院工学研究科 博士課程後期2年)
航海後に一堂に会する初めての会議で、日本はもちろんアメリカ・ヨーロッパ ・アジアの各国から研究者が参加し、参加者は総勢78名に上りました. 詳しくは,
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海外便り 台湾より:変成岩の大渓谷巡検
台湾東部花蓮には変成岩の渓谷が存在し,こちらは観光地ともなっており,地質を観察する事が容易となっています.昨年,国立中央大学の陳維民先生が学生用に行われた台湾北東部花蓮巡検に参加しました. 巡検の様子を写真を中心にお届けします.
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第7回地球システム・地球進化ニューイヤースクール参加体験談
宮川和(名古屋大学大学院環境学研究科 博士課程後期1年)
皆さん,ニューイヤースクール(NYS)をご存知でしょうか? NYSは地球科学に関して幅広く見識を深める場として毎年1月に開催されています.学部生や大学院生,若手研究者の集いの場としては,夏の学校や若手会などが良く知られていると思います.NYSは歴史こそ浅いものの,それらとはまた違った,様々な分野の交流の場または広い学問的視野を養う場として大変有意義な機会になっています.本稿では,NYSの紹介を交えながら,私が参加したNYS-7 (2009年1月10日〜11日,東京・代々木)の体験談をご紹介します.
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淡青丸KT-08-30次航海と鹿児島での火山灰採取
伊藤拓馬(信州大学)
平成20年11月13日から17日にかけて,淡青丸KT-08-30次航海が行われた.本航海の主な研究目的は,遠州灘と熊野灘を調査域として,沿岸域から深海底までの砕屑物の運搬過程を明らかにすることであった.
本航海は,東京台場港を出港して遠州灘と熊野灘で試料採取を済ませた後,鹿児島港に帰港した.また,私たちは下船後に鹿児島市周辺に分布する火山灰の試料を採取した.ここでは,淡青丸航海と鹿児島における火山灰採取の様子の一部を紹介する.
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アメリカ・カルフォルニア州Panoche Hill巡検に参加して
田阪美樹(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻修士2年)
2008年12月20日,アメリカ・カルフォルニア州Panoche Hillsでカリフォルニア州立大学サンタクルズ校教授. Casey Moore博士案内の巡検が行われました.この巡検は昨年房総・三浦半島で行われた付加体巡検のお返しにAGUミーティング後Casey氏が開いて下さったものです.今回の巡検は天気にも恵まれ,壮大でダイナミックなアメリカの地質を満喫することができました.
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三陸津波の痕跡と防災〜田老の防潮堤を見学して〜
川村喜一郎(財団法人深田地質研究所)・南澤智美(日本海洋事業)
海洋研究開発機構の深海調査研究船「かいれい」によるKR08-10日本海溝航海が8月18日〜9月11日まで行われた.9月1日〜2日朝にかけて,乗船研究者の入れ替えと荷物の積み込みのために岩手県の宮古港に寄港した.筆者は,少し足を伸ばし,三陸鉄道北リアス線に乗り,宮古駅から3つ目の駅の田老駅で下車した.
田老の街には,巨大な砦を連想させる防潮堤が縦横無尽に張り巡らされているそれらの防潮堤は,二度にわたる巨大な津波が田老の街に押し寄せたことに深く関わっている.
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ロンドン地質学会「Gravitational Collapse at Continental Margins」に参加して
川村喜一郎(財団法人深田地質研究所)・小川勇二郎(筑波大学)
日本では重力崩壊というと,陸上で見られるような地すべりを初めとして,その規模は,海底においても,数km程度のものが多く,また,それらは現在進行形 のものである.しかし,ContinentalMarginsでの事例は,近年急速に情報がもたらされつつあり,規模が数百kmで,白亜紀に活動したもの が保存されている事例も知られてきた.
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手動式ポイントカウンターとエクセルの計数マクロの紹介
石渡 明(東北大学東北アジア研究センター)
岩石学、火山学、堆積学などの分野では、岩石薄片の顕微鏡観察により、鉱物(斑晶)、ガラス(石基)、気泡、砕屑粒子などの量比をポイントカウンティングにより計測する作業が普通に行われる.自動式の方が作業は楽だが、経済性と能率を重視し労力を惜しまないに人は手動式も有用である.私はマイクロソフト社の表計算ソフト「Excel」を用いた12成分カウンターのマクロ(Visual BASICプログラム)を作成してみた.
詳しくは、こちら
■マクロのダウンロードとオンラインマニュアルはこちら
MARGINS SEIZE 2008 workshop参加報告 2008.10.7UP
氏家恒太郎(海洋研究開発機構 地球内部変動研究センター)
MARGINS SEIZE 2008 workshop(以下WS)が2008年9月22日〜9月26日に米国オレゴン州のMt. Hoodにおいて開催された。参加者は米国を中心に80名余り。日本からも6名が参加した。このWSは非常にプロダクティブかつ有意義で、日本の地質学関 係者にも多少参考になるかもしれないと感じたので、簡単ではあるが紹介させて頂きたい。
詳しくは、こちら。
学会ホームページにアクセス集中!2008.9.2UP
昨年9月にがらりとリニューアルして以来、たいへんアクセス数が伸びており、皆様には感謝感謝です。ここ最近は1日平均1300人ほどの来訪者があります。これは年間50万人(ページビューなら200万ページ)という勢いです。おそらく地球科学系で国内トップクラスのメディアに成長していると言っても過言ではないでしょう。広報委員会と致しましては、会員の皆様に情報発信プラットフォームとして大いに活用頂けることを強く願っております。
詳しくはコチラから。
海外便り 〜ウィスコンシン州立大学マディソン校より〜 2008.8.5UP
現在私は日本学術振興会海外特別研究員として、ウィスコンシン州立大学マディソン校に派遣されております。去年の春から2年の予定で、早いものですでに1 年と3ヶ月が過ぎました。
詳しくはコチラから。
(日本学術振興会海外特別研究員)
ジオパークと “Rock” “Green” “Café”
理事・矢島道子(地質情報整備・活用機構)
日本国内にもジオパークをつくろうという動きが,あちらこちらで少しずつ見られるようになってきました.日本地質学会の中にもジオパーク支援委員会ができました.ジオパークの「ジオ」の部分をよく知悉していて,その知識・情報をジオパーク成立に役立てるのは地質学会会員の仕事と思われます.詳しくはこちら。
三浦・房総半島の付加体巡検に参加して 2008.2.19UP
2月13日から15日にかけて,Kanto Asperity Projectワークショップ参加のため来日したJ. Casey Moore教授(カリフォルニア州立大学サンタクルズ校)をむかえ,ワークショップに先立ち三浦・房総半島の付加体巡検が行われました.詳しくはこちら。
(静岡大学大学院理学研究科修士課程1年地球科学専攻)
ハロー「ちきゅう」から 2008.2.9UP
IODP Expedition 316 (Thrust Faults)に乗船研究者
として参加しました。コアの記載や下船後の研究に関するミーティングなどで慌しい日々が続いている船上の様子を少しご紹介します。詳しくはこちら。
(東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻D2)


