学術大会の改革:オープンディスカッション

 

学術大会の改革:オープンディスカッション

 

日時:9月17日(月)18:00〜19:30
会場:B3教育棟2階,第5会場

大阪大会の発表申込件数は岡山大会(2009年),富山大会(2010年)とほぼ同程度でしたが(2011年水戸大会は日本鉱物科学会との共催),発表者実数は減少しています(昨年大会から発表負担金を支払うことによりセッションで2件発表可能になっているため).学会員数の漸減傾向が続いていることが発表者数の減少の理由として大きいと推察していますが,それ以外の影響もあるかもしれません.例えば,レギュラー・トピック合わせて例年30以上のセッションを用意していますが,それらは現代の地質学を十分にカバーしているでしょうか? 魅力的でしょうか?
より多くの会員に「日本地質学会の会員として,学術大会に参加したい,発表したい」と思われる学術大会にしたいと行事委員会は考えています.それが会員の研究活動の活性化につながり,ひいては本学会の活性化と地質学のますますの発展につながるはずと考えます.セッション構成,参加費,院生・ポスドク等の若手やシニアの活躍・交流の場の創設など,さまざまな観点から検討する必要があると考えています.
行事委員会は,今年度中に学術大会の改革案(ブループリント)を作成する予定です.それにむけて,会員の皆様からアイディアや他学協会等の情報を頂き,自由闊達な意見交換をしたいと考え,どなたでも参加できるオープンディスカッションの機会を設けます.

行事委員長が考える「目指したい方向性」は3つあります.

1) 「地質学会の学術大会で面白い(または重要な)セッションをやっている,参加したい,あそこで発表したい,参加者と交流したい」と思われるようなセッションを複数立てたい.
2) 入会した院生やポスドクが企業等に就職した後も「参加したい」と思うような学術大会にしたい.
3) 職場をリタイアしたが「後続のために,市民のために,学会のために,地質学の発展のために何かしたい」と思っているベテランが活躍できる場をつくりたい.シニアも参加しやすい大会にしたい.

大会最終日の夜間ですが,本学会を愛する皆様の積極的なご参加をお待ちしております.

<問い合わせ先>
日本地質学会行事委員長 星 博幸
TEL: 0566-26-2656, hoshi@auecc.aichi-edu.ac.jp