「巡検時等における車両運行指針」の策定に関して

 

「巡検時等における車両運行指針」の策定に関して

 

2017年4月8日
一般社団法人日本地質学会 理事会
 

日本地質学会において,野外における巡検や見学会等の開催は,学会活動の大きな柱の一つです.これらの実施にあたっては,安全に行われてはじめてその目的が達成されます.しかし巡検等では,車両による移動が必要な場合が多く,事故等のリスクが潜在しています.特にレンタカー等の慣れない車両を運転し,かつ,通常よりも多い参加者を乗せている場合には,事故が発生する危険性が高まります.そこで執行理事会では,学会が実施する行事におけるレンタカー等の車両の利用・運転に係る様々なリスクについて議論してきました.万一,事故等が発生した場合における運転者個人の法的責任,参加者に対する責任など,学会として負うべき責任は重く,また,負うことのできないものであると考えるからです.
 
執行理事会では,本部・支部に関わらず,日本地質学会として行事を実施する際の車両の使用について検討を重ね,4月8日の理事会において,検討結果を報告し了承されました.下記は,その内容を要約した<基本的考え方>になります.今後,皆様のご意見を伺いながら,さらに内容を詰め,早急に「巡検時等における車両運行指針」としてご連絡差し上げる予定でおりますが,会員の皆様方におかれては,巡検等の計画・準備もあるかと存じますので,予め,ご報告を差し上げる次第です.
 
今後はこれを踏まえて,行事の企画等をしていただくことになりますが,参加者の負担額はこれまでより多少高くなることが予想されます.このことによるある程度の受益者負担はやむを得ないこととなりますが,参加費については収支バランスを考慮し,適切な設定をしていただくようにお願いいたします.なお,行事の趣旨などによって,やむを得ず経費がかさむ部分については,各支部を通して年次予算等に挙げていただければと思います.
 
すでに計画が進んでいるようなこともあるかと存じますが,何卒,ご理解とご協力の程,よろしくお願いいたします.
 


 
巡検時に使用する車両について<基本的考え方>
 

  1.学会本部または支部の行事として,学会会員が中心となって事前に計画され,広く参加を募集し(募集の対象は学会会員・非会員を問わない),車両によって移動する巡検や見学会等の行事においては,原則として,レンタカーや個人が所有する車両を用いることなどを禁止する.
 
2.車両による移動を必要とする場合は,以下のとおりとする。
(1)タクシー会社・バス会社等の事業者に車両および運転者の確保を一括して依頼する.
(2)車両およびプロドライバーをそれぞれ別の正規の業者から手配して運転させる.
(3)公共の交通機関を利用する.
(4)(1)号ないし(3)号に準じる方法
 
3.ただし,次にあげるものについては1項から除外する.
(1)自然災害等の発生に際し,学会として緊急に調査を行うもの(車両搭乗者はすべて共同で調査を実施する研究者とし,不特定多数から募集されたものではない),
(2)日本地質学会が主催,共催又は後援等をしない行事,学会員が個人の責任で実施するもの.