┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬─┬
┴┬┴┬ 【geo-Flash】 日本地質学会メールマガジン ┬┴┬┴┬┴┬┴
┬┴┬┴┬┴┬ No.452  2019/6/4┬┴┬┴ <*)++<< ┴┬┴┬┴
┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴
★★目次 ★★
[2019山口大会情報]
【1】講演申込受付中:まずはアカウント登録を!
【2】ランチョン・夜間集会申込受付中
【3】大会参加登録もまもなく受付開始です
【4】小さなEarth Scientistのつどい:参加校募集
【5】宿泊予約の情報
------------------------------------------------------------
【6】2019年地質の日記念行事
【7】本の紹介「新しい地球惑星科学」
【8】支部情報(関東支部サイエンスカフェのご案内 ほか)
【9】その他のお知らせ
【10】公募情報・各賞助成情報等
【11】訃報:武田裕幸 名誉会員 逝去

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】[2019山口大会]講演申込受付中:まずはアカウント登録を!
──────────────────────────────────
演題登録には,【山口大会演題登録専用のアカウント登録】が必要
となります.締切(7月3日18時)まで何度でも修正や要旨差替が可
能ですので,まずは,アカウント登録をされることをお勧めします.
*********************************************
演題登録・講演要旨提出:7月3日(水)18時
*********************************************
お申込は,山口大会HPから
https://confit.atlas.jp/guide/event/geosocjp126/static/collectsubject

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】[2019山口大会]ランチョン・夜間集会申込受付中
──────────────────────────────────
会合開催をご希望の場合は,必要な申込項目をe-mailで行事委員会宛に忘れず
にお申し込み下さい.
***************************
申込締切:7月3日(水)
***************************
https://confit.atlas.jp/guide/event/geosocjp126/static/meeting

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】[2019山口大会]大会参加登録もまもなく受付開始です
──────────────────────────────────
参加登録に関わるお申込(大会参加・要旨集注文,巡検,懇親会,
弁当)についても,例年通りオンラインによる大会専用参加登録シ
ステムを準備中です(会員・非会員とわず,どなたでも申込可能..
6月中旬頃より受付開始予定です.

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【4】[2019山口大会]小さなEarth Scientistのつどい:参加校募集
──────────────────────────────────
児童・生徒の参加が難しい学校も多くあると予想されます.その場
合は,発表ポスターのみをお送りいただいても結構です.審査は,
昨年札幌大会でも採用されたデジタルポスター審査を行います.こ
の会を通じて日頃の研究成果を披露していただき,地質学,地球科
学への理解が深まって,未来を担う生徒たちの学習意欲への良い刺
激と励みになることを願っております.

日時:9月23日(月・祝)
場所:山口大会ポスター会場(山口大学吉田キャンパス内)
参加申込締切:7月26日(金)
詳しくは,https://confit.atlas.jp/guide/event/geosocjp126/static/gyoji#es

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【5】[2019山口大会]宿泊予約の情報
──────────────────────────────────
【宿泊予約】*担当(株)防長トラベル 山口支店
会場最寄りの湯田温泉に約350室を確保しています.
申込締切:2019年7月30日(火)
詳しくは, http://www.geosociety.jp/science/content0108.html

【若手会員向けルームシェア型宿泊プラン】
山口大会では若手会員向けの宿泊施設をご用意いたしました.「若
手同士の交流」と「低価格化」の観点から,本プランは,相部屋で
のご案内となっております.内容をよくご確認の上,ご検討ください.
対象となる若手会員:学生(学部,修士,博士)およびポスドク研究員
申込締切:2019年7月31日(水)先着順
詳しくは, http://www.geosociety.jp/science/content0110.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【6】2019年地質の日記念行事
──────────────────────────────────
2019年の「地質の日」に関連した日本地質学会主催,共催,後援等
の催しをご紹介します.
詳しくは,http://www.geosociety.jp/name/content0165.html

◆地質の日記念展示「失われた川を尋ねて『水の都』札幌」
6月16日(日)まで開催中
場所:北海道大学総合博物館1階 企画展示室
共催:日本地質学会北海道支部ほか
〇市民セミナー
6月9日(日)第二回「水の都」その誕生と消滅:身近に残る水の痕跡
https://www.museum.hokudai.ac.jp/contents/calendar/event/14451/

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【7】本の紹介「新しい地球惑星科学」
──────────────────────────────────
「新しい地球惑星科学」
西山忠男・吉田茂生 共編著

培風館,2019年3月13日発行,B5判 287頁カラー刷り,定価3,080円(税別)

 本書は熊本大学・九州大学の教員を中心とした30人の執筆陣による大学教養程度の地学の教科書である.「はじめに」によると,大学における教育の質保証のために日本学術会議が平成26年に制定した「教育課程編成上の参照基準 地球科学分野」に基づき,その制定を主導した西山忠男が中心になって,この基準を体現する教科書を制作したものである.本書は基礎編15章,応用編15章よりなり,大学の通年の授業30コマに対応している.

 各章の魅力的な題名を簡略化して内容を示すと,基礎編は1. 太陽系の構成と惑星の運動,2. 宇宙の進化,3. 恒星と太陽,4. 高層大気,5. 大気の運動,6. 海洋の運動,7. 風化侵食運搬堆積,8. 地球内部構造,9. 岩石鉱物,10. プレート論,11. 化石と地質時代,12. 火山,13. 地震,14. 気象災害,15. 地球と人類,となっており,応用編は1. 惑星各論,2. 地球の形と重力,3. 同位体と年代学,4. 地球の進化,5. 大気海洋相互作用,6. 地球温暖化,7. マントル対流,8. コアと地磁気,9. 鉱物・結晶学,10. 生物進化と地球史,11. 陸水循環と地層形成,12. 造山運動と変成作用,13. 日本列島の形成,14. 海洋底,15.鉱物エネルギー資源,となっている.付録として1. 静水圧平衡とアイソスタシー,2. 顕生代地質年代表がある.他にコラム記事として渦位(p. 45),ロスビー波の西進(46),断熱温度勾配(87),玄武岩の岩石学的分類(96),弾性体と弾性定数(106),相転移と脱水脆性化(118),ジオイド異常と重力異常(147),s-プロセスとr-プロセス(148),U-Pb年代法の利点(156),惑星形成時の加熱(157), テイラー・プラウドマン定理(194),地磁気ポテンシャル(196),成長速度と駆動力(208),逆空間と逆格子点(211),日本の国石(233),藍閃石(234),かんらん岩・蛇紋岩メランジュ(236),Al2SiO5鉱物の多形(238)があり,どれも興味深いので目次に掲載した方がよい.一部の章末には演習問題があるが,模範解答はない.巻末の引用・参考文献には和文教科書だけでなく洋書や学術雑誌の論文もある.本学会のフィールドジオロジーシリーズも数冊引用してあるが,書誌データの記述法が不統一である.本学会編の日本地方地質誌(「九州沖縄地方」の主編者は西山),本学会が執筆協力したThe Geology of Japanも引用してほしかった.本書は,数研出版「地学図録」(2018改
訂版)に次いでカラーの図や写真が豊富だが,著者構成の影響か災害・露頭写真は九州の例が多い.基礎編14章の冒頭(p.116)で「天災は忘れた頃来る」に関し「西日本新聞の解説を参照」となっている.地震のマグニチュード,震源断層サイズ,平均すべり量の図(p. 111)の背景は九州で,東北地方太平洋沖地震の表面波も雲仙での観測例を取り上げている(p. 107).

 最近の同様な教科書として早稲田大学の教員9人による「地球・環境・資源」(共立,2008年),山口大学の教員ら6人による「基礎地球科学 第2版」(朝倉,2010年)があるが,この2編は高校地学で扱う天文・気象分野の内容をほとんど含まないのに対して,本書は基礎編の1〜6章と14章,応用編の1, 5, 6章等でかなり詳しく取り上げている.また,化石や進化は生物学の対象でもあり,これらの点で「はじめに」冒頭の「地球惑星科学の対象は,われわれを取り巻く環境のうち,生物学や天文学が対象としているものを除くすべてである」という記述は本書の内容と合致しない.我々を取り巻く無機的な自然全てを即物的(あるがまま)に科学するのが地学であり,本書は天文学も含む「大学地学の教科書」だと思う.

 
本書の内容で気がついたことを述べる.基礎編1章p.1最下行に,明るい惑星を「太陽,月と合わせて日月五星とよぶ」とあるが,この語は広辞苑に出ておらず,あまり聞いたことがない.これらを七曜(古代中国では七政)とよび,週の各曜日の名称とするのは常識である.太陽系の惑星軌道の記述(p. 6)にはボーデ(Bode)の法則(2n×3+4, n=−∞,0, 1, 2…)を示してほしい.

 
基礎編10章p. 78の過去2億年間のプレート運動と大陸移動を示す6枚のカラー図は非常に印象的で,太平洋プレートがいつ,どこで発生し,どのように拡大したかがよくわかる.しかし,松山基範による地磁気逆転の発見と第四紀逆転史に触れていないのは残念である.

 
応用編1章では新しい隕石分類を解説しているが(p.134),「分化隕石」なのに「始原的エコンドライト」というのは矛盾した命名ではないか.記号ばかり並べて意味不明な分類は,本書のような大学教養の教科書ではやめてほしい.イトカワやリュウグウに言及しているのはタイムリーで良いが,日本国内で相次ぐ隕石の発見も取り上げてほしかった.応用編9章で特性X線の図を出すなら,モーズレー(Moseley)の法則も紹介してほしい.

 
応用編11章(p. 228) でnonconformityを「無整合」と訳し,不整合の種類を説明しているが,地学事典の不整合項目ではカタカナ書きであり,公式の地質図で「無整合」を使うことはまずない.下側が火成岩・変成岩でも不整合で済ますのが普通で,無用な語だと思う.

 私の専門に近い分野しか判断できないが,先人の業績に関する引用の不適が散見される.応用編13章の海洋プレート層序の説明(p. 243) では,Isozaki et al.(1990;Tectonophysics, 181, 179-)または彼のその後の論文を引用すべきだと思う.日本海拡大の平行移動モデル(南北展張もその一種)(p.245) はTerada(1927; 地震研彙報, 3, 67-)が最初に提唱し,Lallemand & Jolivet(1985;EPSL, 76, 375-)がプルアパート運動と結びつけた.「災害は忘れた頃に」を引くなら(p.116),寺田寅彦が日本海拡大説の最初の提唱者だったことも教えてほしい(石渡・磯(2011)「東北アジア 大地のつながり」東北大学出版会参照).

 各ページ余白の小字の追加説明(脚注)は親切で興味深いが,できれば本文中の主な専門用語の英語表記を示し,その索引をつけてほしい.英語の教科書や論文を読み始める学生の助けになると思う.基礎編10章と応用編6, 7章は本文中に英語が付記されているが,他の章はその配慮が乏しい.ただし基礎編4章にはバウとボウの違い等,面白い解説がある.また,序文の下に培風館の本書ホームページURLがあり,アクセスすると6件の正誤表が載っていた.ただし,「WEB」のサインは本書内になく,上記URLにも追加情報はなかった.

 厳しいことも述べたが,この教科書は高校地学の全範囲を網羅し,大学1年生でも大学教員でも面白く読め,地学の楽しさが随所で実感できる,積極的で創意工夫に満ちた,そして地学全体の最新の内容をカラフルに盛り込んだ,これまでにない高品質の大学地学教科書である.本書が今後の大学教育で広く利用されることを期待する.
(石渡 明)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【8】支部情報(関東支部 サイエンスカフェのご案内 ほか)
──────────────────────────────────
[関東支部]
■サイエンスカフェ「マンネン×シバハラ×立体地図(ブラマンネン2)」
6月9日(日)15:00-17:00
場所:Bar de 南極料理人 Mirai
ゲストスピーカー:萬年一剛・芝原暁彦
入場料:2,000円(1ドリンク込)
*イベント終了後,演者と希望者の方々との懇親会を予定しています
(料金別途 4,000円,2時間程度:懇親会申込締切:6月5日(水)朝10時)
https://sites.google.com/view/buraman2/

■清澄フィールドキャンプ
8月19日(月)-24日(土)5泊6日
場所:東京大学演習林(〒299-5505千葉県鴨川市清澄)
費用:40,000円程度を予定(宿泊・食事・保険・タクシー代込)
*ただし,日本地質学会の学生・院生会員,または日本地質学会
に入会することを確約できる学生・院生は,20,000円とします.
参加申込締切:7月5日(金)
http://kanto.geosociety.jp/

[北海道支部]
■令和元年度総会・例会(個人講演会)
6月15日(土)総会:11:00-12:00 例会:13:00-18:00(時間は予定)
場所:北海道大学理学部5号館大講堂(5-203)
講演要旨の提出:6月7日(金)締切
詳しくは,http://www.geosociety.jp/outline/content0023.html

[東北支部]
■地質見学会「能代・八峰・白神地域のジオサイトを訪ねて」
6月22日(土)-23日(日)
案内人:林信太郎・藤本幸雄・西川 治
募集人数:15名
費用:15,000-18,000円を予定(初日昼食は持参)
参加申込締切:6月4日(火)
http://www.geosociety.jp/outline/content0024.html

[中部支部]
■2019年支部年会
6月29日(土)10:00から
会場:福井県立大学永平寺キャンパス 多目的ホール
シンポジウム「恐竜渓谷ふくい勝山ジオパークとそれを取り巻く活動(仮)」
http://www.geosociety.jp/outline/content0019.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【9】その他のお知らせ
──────────────────────────────────
■第9回学生ヒマラヤ野外実習ツアー参加者募集
日程(仮):2020年3月4日〜18日(出国から帰国まで15日間)
参加申込締切:2019年12月31日
参加費:学生・大学院生 20万円以内
http://www.gondwanainst.org/geotours/Studentfieldex_index.htm
---------------------------------------------------------------------
(後)観察会:荒崎海岸の地形と地質を学ぶ
6月9日(日)10:00-15:00(雨天中止)
参加費:500円・先着30名
問い合わせ:三浦半島活断層調査会(赤須)


(後)第56回アイソトープ・放射線研究発表会
7月3日(水)-5日(金)
会場:東京大学弥生講堂(文京区弥生1-1-1)
https://www.jrias.or.jp/

■自然史博物館ネットワークに関する国際シンポジウム
主催:自然史学会連合・京都大学総合博物館
参加費無料
【シンポジウム】9月4日(水)
会場:京都大学医学部創立百周年記念施設 芝蘭会館稲盛ホール
【ポスター発表】9月4日(水)-5日(木)
会場:京都大学総合博物館
地質学系学芸員からの参加・展示発表申込をお待ちしています
(発表申込:6/10から).
http://ujsnh.org/sympo/20190904_kyoto/index.html

(後)第63回粘土科学討論会
9月10日(火)-12日(木)
(講演会:9月10-11日,現地見学会:9月12日)
会場:埼玉大学(さいたま市桜区下大久保225)
http://www.cssj2.org/publication/annual_meeting/

★ 日本地質学会第126年学術大会(2019山口)
9月23日(月・祝)-25日(水)
場所:山口大学 吉田キャンパス(山口市吉田)
http://www.geosociety.jp/science/content0106.html

■第73回日本人類学会大会
10月12日(土)-14日(月)
会場:佐賀大学本庄キャンパス(佐賀市本庄町1)
演題登録締切:7月29日(月)
http://anthrop-meeting.sakura.ne.jp/

その他のイベント情報は,学会行事カレンダーもご参照下さい.
http://www.geosociety.jp/outline/content0191.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【10】公募情報・各賞助成情報等
──────────────────────────────────
・早稲田大学教育・総合科学学術院地球科学専修専任講師又は准教授公募(7/10)
・JAMSTEC付加価値情報創生部門数理科学・先端技術研究開発センター計算科学・
 工学グループ 特任研究員/特任技術研究員/特任技術職のいずれか1名(6/14)
・兵庫県立人と自然の博物館研究員(古生物学・岩石学)募集(6/26)

・栗駒山麓ジオパーク学術研究等奨励補助金の募集(8/31)
・ゆざわジオパーク学術研究等奨励補助金の募集(6/28)
・八峰白神ジオパーク人員(地域おこし協力隊)の募集(随時募集)
・下北ジオパーク研究補助金の募集(6/13)
・第14回「科学の芽」賞募集(8/19-9/21)

詳細およびその他の公募情報は,
http://www.geosociety.jp/outline/content0016.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【11】訃報:武田裕幸 名誉会員 逝去
──────────────────────────────────
武田裕幸 名誉会員(元日本地質学会副会長:1984-87)が,令和元
年5月26日(日)に逝去されました(享年92歳).
これまでの故人の功績を讃えるとともに,謹んでご冥福をお祈り申
し上げます.なお,ご葬儀は,近親者のみで執り行われ,ご遺族の
ご意向により弔問,香典、生花、弔電などすべてご遠慮願いたいと
のことです.
会長 松田 博貴
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
報告記事やニュース誌表紙写真募集中です.
geo-Flashは,月2回(第1・3火曜日)配信予定です.原稿は配信前週金曜日
までに事務局(geo-flash@geosociety.jp)へお送りください.